高齢者や障害を持っている人が社会から排除されることなく、健常者と同等に生活できる社会こそがノーマル(正常)であるという理念。そして、そうした社会を目指す取り組みのことを指します。現在では障害に関係なく、誰一人取り残さない「ソーシャルインクルージョン」という新しい概念に変わってきています。
encyclopedia_word: な行
ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)
脳や神経(ニューロ)に由来するさまざまな「違い」を多様性(ダイバーシティ)と捉えて、互いに尊重し合おうとする考え方のこと。
認定こども園
就学前の子どもに対する教育と保育を一体的に行ない、地域での子育て支援を担う施設のこと。
ナショナルミニマム
国がすべての国民に対して行なう最低限の生活保障のこと。社会保障制度を象徴する「ゆりかごから墓場まで」というフレーズで有名なイギリスで概念が生まれ、1897年に同国の社会運動家であるウェッブ夫妻が提唱しました。
農福連携
農業を通じて障害者などの社会参画を促す取り組み。
認知症施策推進大綱
認知症の人が尊厳と希望をもって認知症と共に生きる「共生」と、認知症の発症、発症後の進行を遅らせるための「予防」を両軸とした施策を推進するための大綱です。
認知症サポーター

認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域の一員として認知症の人々を見守り、手助けすることを目的とした、専門職ではない一般市民によるボランティアです。
乳児院
1947年の児童福祉法制定をきっかけに設置された乳児院。当時の目的は、戦災孤児の保護や、栄養・衛生上の問題による発育不良や感染症などから子どもたちを守ることでした。
日常生活自立支援事業
判断力が不十分かつ、日常生活を送る上での社会福祉サービスの利用が単独では困難な人に対して、地域で自立した生活を送れるように手助けをするサービスです。