泉尾病院では2月4日から紹介患者さん向けの新たな送迎サービス「オンデマンドバス」が開始されました。同院の所在する大阪市大正区は高齢化の進行が顕著で、快適で便利な移動手段が地域ニーズとして求められています。さらに同院は公共交通機関でのアクセスが悪く、患者さんの通院負担が大きな課題となっていました。

オンデマンドバスは、決まった経路や時刻表に縛られず、患者さんを紹介いただいた診療所がバス停となり、病院と診療所を行き来するシステムです。また、AI技術を活用し、複数の患者さんを効率的に送迎できる最適なルートを自動計算することも可能です。
このサービスにより、患者さんの通院負担の軽減に加え、地域医療のアクセス向上と医療機関同士の連携強化を目指します。

（済生会泉尾病院）

※この記事は、機関誌「済生」2025年4月号掲載時の情報です。