済生会千里病院では、3階に新たに緩和ケア病棟を開設。稼働に先立ち、3月27・29日の2日間、近隣の医療機関を対象とした内覧会を開催しました。2日間で34人が来場し、デイルームや浴室、病室の設備を見学しました。参加者からは「総合病院が緩和ケア病棟を設けてくれるのは非常に有意義」といった感想があり、地域における緩和ケアへの期待の高さがうかがえました。

同院では、自宅での療養を望むがん患者さんの思いに応えるため、在宅と病院での緩和ケアの一体化を図り、地域の医師と同院医師による「2人主治医制」を考えています。がん患者さんがその人らしく、安心して生活を送れるよう、長期的かつ継続的な支援を行なっていきます。

（済生会千里病院）

※この記事は、機関誌「済生」2025年5月号掲載時の情報です。