国の受刑者への就労支援の一環で、刑務所内での介護福祉士実務者研修が平成29年度から行なわれています。当施設は、平成30年度に介護福祉士実務者研修養成施設の指定を受け、令和2年度からは加古川刑務所内での同研修の実施を担当しています。

令和5年度は9月～翌年3月に実施し、9人が受講。テキストを用いた通信学習に加え、スクーリングでは当施設の職員が刑務所に赴き講義を行ないました。受講者は皆、真剣な表情で資格取得に臨んでいました。

3月25日には修了式が行なわれ、受講者全員に修了証が渡されました。加古川刑務所での研修はこれまでで計4回実施されており、延べ27人が資格取得しています。

（特養ふじの里）

※この記事は、機関誌「済生」2024年5月号掲載時の情報です。