10月22日から24日、大阪市西成区の釜ケ崎(あいりん地区)で、大阪府済生会の医師や看護師等が、日雇い労働者を対象に無料で健診を行ない、3日間で361人が受診しました。

大阪府と大阪市から運営を受託されているNPО法人釜ヶ崎支援機構が、毎朝、55歳以上の労働者を募り、公園や道路の清掃、除草作業を行なっています。その作業前に、医療機関への受診の機会が少ない労働者に対し、医師の問診、採血、血圧測定を実施しました。

今年の担当病院である富田林病院をはじめ、大阪府済生会管下の8病院の医師や看護師等延べ135人が対応にあたり、高血圧等の症状があった49人には医療機関での受診を勧めました。健診結果は概ね1カ月後を目途に全員にお知らせし、必要に応じて保健指導を行なうことにしています。

この活動は、全国の済生会が社会保障制度の対象とならないホームレスや障害者、高齢者等に無料で診療・健診等を行う「なでしこプラン」事業の一環で、平成21年より開始し、今年で14回目となります。

（大阪府済生会）