【乳児院】

にゅうじいん

1947年の児童福祉法制定をきっかけに設置された乳児院。当時の目的は、戦災孤児の保護や、栄養・衛生上の問題による発育不良や感染症などから子どもたちを守ることでした。現在、日本には、約130カ所の乳児院があり、約3,000人が入所。虐待や経済面などさまざまな理由により家族と一緒に暮らすことができない0~2歳までの乳児とその家族を支えています。「乳児院」という名称で設立された施設の日本第一号は、東京都済生会中央病院付属乳児院。港区・品川区の委託を受け、病気や出産などでの入院や育児不安などがある保護者に向けて、生後5日から1歳未満の乳幼児の一時預かりや育児の電話相談にも取り組んでいます。