【環境福祉学】

かんきょうふくしがく

人間の暮らしを成り立たせるための重要な要素である環境と福祉について、2つの関連性に着目しながら環境問題や福祉問題などについて考える学問のこと。環境省事務次官を務めた経験も持つ、社会福祉法人恩賜財団済生会理事長の炭谷茂氏が提唱しました。2004年には、産業界、官公庁、大学・研究機関の関係者有志が集まり、環境福祉学会を設立し、以来、実践に貢献する学問として発展を続けています。具体的には、環境による健康被害、自然環境との接触による子どもの生育への影響、障害者や高齢者などによる環境活動、途上国の環境と貧困問題、企業の社会的責任といったテーマがあります。主に、学会による事例研究会、研究発表やディスカッションを行なう年次大会、公開セミナーなどを通して、さまざまな課題を取り上げ検討を重ねています。

参考サイト
環境福祉学(環境福祉学会)

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