ソーシャルインクルージョンなアレコレ
03

まちのあちこちにある
ソーシャルインクルージョンな
場所・モノ・コトをピックアップ

イオンモールの
まちづくり

2022.10.17
日常もいざという時も、地域とともに。課題解決で暮らしを彩るイオンモール

イオンモールの
まちづくり

02

ショッピングモールから社会を変える

日常もいざという時も、地域とともに。
課題解決で暮らしを彩るイオンモール

2022.10.17

国内外に180店舗以上を構える「イオンモール」。気軽に買い物を楽しめるショッピングモールとしてだけではなく、健康・文化イベントの開催や、ワクチン接種や期日前投票所などの会場提供、さらには防災拠点の役割まで担っています。各地域の人々にとって身近な存在だからこそ、地域のためにできることがあるはず。そう考え、イオンモールは地域社会の課題にソリューションを提供することを目標に掲げて活動をしています。
様々なイベントを通して、地域住民へ新たなきっかけや出会いの場を提供するエンターテインメント推進部長の最上さんと、今年4月に新設された社会・地域課題の対策、対応を行なう地域サステナビリティ推進室長の渡邊さんを訪ね、イオンモールが取り組むまちづくり、大切にしている思いについて伺いました。

毎日の生活に近いイオンモールだからこそ、
リアルな地域課題が見えてくる

イオンモールが掲げるコンセプトは「ハピネスモール」。ショッピングモールとして、地域の人々やパートナーと一緒に「みんなの『しあわせ』が生まれる場所」を作ることを目指し、地域のニーズに合わせたさまざまな企画を行なっています。

イオンモール株式会社 エンターテインメント推進部 部長 最上亜紀さん

エンターテインメント推進部長
最上亜紀さん

地域密着型のイベントも多く実施しており、将棋駒の生産が盛んな山形県天童市にある「イオンモール天童」では、2015年から小学生を対象としたイベント「こども将棋大会」を開催。2018年からは全国へ開催エリアを拡大し、現在は「こども将棋王決定戦」として全国8エリアで予選会を、イオンモール天童にて決勝大会を行なっています。2021年は全国の小学生981人からエントリーがありました。子どもたちが楽しむだけでなく、親同士の交流の場や、参加した人々が地域の文化を知るきっかけになっています。

意識しているのは、専門店のスタッフの方々、自治体や団体と一緒に考え、「主語をイオンモールにしない」こと。抱えている課題やニーズは地域によって多種多様なので、モールごとに違ったアウトプットが生まれます。各地域の人々が本当に求めているもの、暮らしを支えられるサービスとは何か。スタッフ一人ひとりが、新たな課題やサービスの発見に思考を巡らせながら、地域住民と街を見守っています。

イオンモール株式会社 エンターテインメント推進部 部長 最上亜紀さん

エンターテインメント推進部長
最上亜紀さん

各モールのマネージャー以上のスタッフは定期的に「認知症サポーター養成講座」を受けています。というのも、「うちのおじいちゃん来ていませんか?」という問い合わせや、迷われている様子をお見かけすることがあるんです。認知症や障がいのある方、そのご家族にとっても、頼りがいのある場所でありたいと考えています。

地域の健康増進をサポート!
済生会と結んだ「まちづくり協定」

2019年に、イオンモールと済生会で「未来に向けた持続可能なまちづくり協定」を締結。イオンモールの身近な日々の生活や健康に寄り添う姿勢と、保健・医療・福祉サービスの提供を通してソーシャルインクルージョンを具現化する済生会。それぞれが拠点を持つ全国の地域で、一緒にまちづくりに貢献していくためのパートナーシップです。

全国のモール内では、店舗ごとに健康増進イベントや防災・救助訓練の開催、また無料で血圧測定や健康相談などができる「街かど保健室」が開設されています。
イオングループの取り組みでは、2020年12月に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、安定した生活が困難となった子どもや子育て世帯を支えるため、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえと「子ども食堂応援団」を発足。全国のイオン約9,000カ所で活動応援募金を実施しました。

×××××さん

地域サステナビリティ推進室長
渡邊博史さん

イオンモールが、地域住民のみなさんの生活スタイルに自然となじんで、訪れるだけで健康になれるような場所になるのが理想です。済生会さんという医療や福祉の専門知識をもつプロの力を借りて、お客さまの健康増進に繋がるウオーキングイベントや、健康相談会などを開催してきました。コロナ禍以降、外出の機会が減っている今こそ、リアルで得られる価値を大事に、訪れた人が幸せになって帰っていただける場所を目指します。

「ハートフル・サステナブル」な未来をめざすイオンモール

イオンモールでは、イオンサステナビリティ基本方針に沿って、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けてきました。その地域社会に貢献・活性化する取り組みが「ハートフル・サステナブル」です。
2018年に策定された「 イオン 脱炭素ビジョン」をもとに、店舗、商品・物流、利用される地域住民の人々とともに取り組んできた、脱炭素社会の実現を目指した温室効果ガスの削減。2025年までに国内全モールの使用電力を実質CO2フリー電力とし、2040年までには直営モールで地産地消の再生可能エネルギーを100%使用という明確な目標達成に向け、活動を行なっています。環境に配慮した持続可能なモールを提供するために、周辺地域と協⼒して地産地消の再⽣可能エネルギーの創出に取り組むほか、モール利用者の家庭内で発電した実質CO2フリー電⼒をEVでモールへ供給するV2AEONMALLの推進をめざしています。
災害時にも対応できるほど多くの電力を使うイオンモールだからこそ、省エネに留まらず、“使う電気を自分たちでつくる”ことにチャレンジ。環境保全への活動と、いざという時の防災拠点の役割を担いつつ、イオンモールは地域社会への貢献を目指しています。

×××××さん

地域サステナビリティ推進室長
渡邊博史さん

脱炭素の暮らしを実現するため、2025年までに、国内のイオンモール全店舗の使用電力を100%再生可能エネルギーに転換。2040年には、直営店舗で地産地消の再生可能エネルギー100%活用を目指しています。ドクターヘリや災害時に活躍する移動手段の導入も検討していて、イオンモールという場をつかって強じんなまちづくりができるのではと期待しています。
イオンモール株式会社 エンターテインメント推進部 部長 最上亜紀さん

エンターテインメント推進部長
最上亜紀さん

発電などの未来に向けた企業としての取り組みと、各モールが行なう草の根とも言える地域課題への取り組み。この二輪で活動を続けることが大切です。

目の前の課題を解決することに加えて、社会の変化に合わせて進化を続ける「ハピネスモール」。新しい未来を切り拓いていく、イオンモールの意志を象徴しています。

ユニクロ “前あきインナーシリーズ”

今回訪ねたソーシャルインクルージョンな場所

イオンモール株式会社
住所 :千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1

イオンモール公式サイトはこちら ≫

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