【ワークライフバランス】

わーくらいふばらんす

「仕事と生活の調和」のこと。やりがいや充実感を持って仕事をしながら、同時に、子育てや介護、趣味、地域活動といった生活面でも健康的で豊かな状態を目指す言葉です。ワークライフバランスの実現が必要となった背景は、多くの人が、安定した仕事に就けず経済的に自立することが難しい、仕事に追われて心身の疲労から健康を害しかねない、仕事と子育てや介護との両立に悩むといった問題を抱えている現状があります。そこで、内閣府は、2007年に開いた「ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議」において、「仕事と生活の調和憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」を策定。翌年には、内閣府男女共同参画局に「 仕事と生活の調和推進室 」を開設しました。厚生労働省では、企業や公共団体に向け、長時間労働の抑制、年次有給休暇の取得促進のための取り組みを支援しています。コロナ禍をきっかけに大きく進んだテレワークの普及、女性の産休・育休の取得に加えて、男性の育休取得推進など、多様な働き方が広がりつつあります