【児童家庭支援センター】

じどうかていしえんせんたー

子育て中の世帯、地域住民、児童本人など、地域の子どもに関するさまざまな相談に応じる施設のこと。1997年の児童福祉法改正によって創設され、2022年現在、全国にある167のセンターが全国児童家庭支援センター協議会に加盟して活動しています。子どもと家庭に関することであれば広く支援対象とし、地域の一次窓口的な役割を担っています。例えば「どこに聞いたらいいかわからない」という悩みごとから、育児相談、子育て支援サービスの利用について、虐待の防止、発達障害のケアなどに関する相談にも対応します。児童虐待など、子どもの保護や自宅に入る調査など法的権限が必要となる相談は児童相談所が担当しますが、センターでも必要な助言を伝えたり、夜間や緊急時の一時保護を行なったりするなど、協力して対応にあたります。そのほか、地域の児童福祉施設、民生委員保健所などとも常に連携を図っています。