【要保護児童・要支援児童】

ようほごじどう・ようしえんじどう

保護者の養育に問題が生じ、保護や支援が必要な状態の児童のこと。要保護児童とは、保護者がいない、または保護者に監督・保護させておくことが不適当だと認められる18歳未満の子どもが該当します。具体的には、家出や死亡、離婚、入院、服役などによって保護者が不在、虐待を受けている、非行や情緒障害があるなどです。緊急性が高い場合などには、児童相談所などでの一時保護が行なわれます。要支援児童は、すぐ保護には至らないものの保護者の養育を支援することが特に必要と認められる子どもを指します。例えば、親が育児不安を抱えていたり、子どもを育てるための知識が不十分で不適切な養育環境に置かれている場合などが該当します。いずれも児童福祉法に基づいて、市区町村の協議会などで支援内容などを決定しています。