【認定こども園】

にんていこどもえん

就学前の子どもに対する教育と保育を一体的に行ない、地域での子育て支援を担う施設のこと。家庭では身につけづらい生活ルールを学ぶ集団教育や発達援助という観点からの教育、共働きなどの家庭に代わって行なう保育を、1つの施設で受けることができます。保護者が働いているかどうかに関わらず預けることができ、幼稚園には入れない0〜2歳の子どもでも、最長11時間まで長時間滞在できるのが特徴。例えば、保護者が就職、離職しても転園する必要がなく、育児不安を抱える専業主婦・主夫家庭でも利用できるなどの利点があります。そのため地域における「待機児童問題」の解消が設置の目的の一つとして掲げられています。1つの施設で幼稚園と保育所の機能両方を併せ持つ幼保連携型、認可幼稚園が保育時間を確保する幼稚園型、その逆に、認可保育所が保育が必要な子ども以外も受け入れる保育園型、そして認可は受けていない各地域の教育・保育施設が認定こども園としての機能を持つ地方裁量型の4つがあります。子育て相談や交流の場などには、こども園に通っていない親子も参加することができます。