【ADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder/注意欠如・多動性障害)】
えーでぃーえいちでぃー
注意欠如・多動性障害のこと。「目の前のことに集中できない」「物をなくしやすい」といった“不注意”と、「じっとしていられない」「待つことが苦手」「感情のコントロールが難しい」といった“多動性・衝動性”が見られます。そうした特徴が持続的にあるために日常生活に困難をきたし、発達水準と照らし合わせて不相応である場合に発達障害の一つとして診断されます。ADHDの小児は上記のような特性から生活全般、対人関係などでさまざまな困難をきたすことがあります。対処法として薬物療法などもありますが、家庭や学校において集中しやすい学習環境を整えたり、好ましい行動や頑張ったことに関してしっかりとほめ、自己肯定感を高めながら好ましい行動を増やしていくように関わっていくことが大切です。保護者がほめ方や子どもへの指示の方法といった子どもとの関わりかたを学び、子どもの成長を促すペアレントトレーニングという方法もあります。
詳しくはこちら 症状別病気解説『発達障害のこども「発達でこぼこ」との接しかた』(済生会本部ホームページ)
参考サイト:生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット(厚生労働省)
事例