【グリーフケア】

ぐりーふけあ

一般的に「悲嘆」と訳されるグリーフ(grief)。死別や喪失に対するわたしたちの反応には、怒り、自責感といった精神的なもの、睡眠障害などの身体的なものがあります。喪失から回復までのプロセス、心の動きを理解しながら、傾聴や寄り添いなどで支援するグリーフケアは、遺族などを対象に医療機関や介護施設などでも必要なケアとされています。また、緩和ケア病棟やホスピスなどでは、日常的に死に直面する医療従事者のためのグリーフケアも行ないます。チームで終末期のケアを振り返るデス・カンファレンスは、他の患者さんのケアに活かすためだけでなく、モチベーションの向上や人材育成にもつながります。