【自殺対策】

じさつたいさく

日本における令和4年の自殺者数は21,881人。前年より874人増加しており、特に50代~60代の自殺率が上昇しています。原因・動機は「健康問題」が45%以上を占め、先進国の中でも高い自殺率です。そのような現状から、日本では、自殺総合対策大綱の中で自殺死亡率を先進諸国の現在の水準まで減少させ、令和8年までに平成27年比で30%以上減少させることを目指すとしています。厚生労働省では、毎年9月10~16日を「自殺予防週間」、毎年3月を「自殺対策強化月間」と定め、国、地方公共団体、関係団体等が連携して「いのち支える自殺対策」という啓発活動を推進。電話やSNSでの相談窓口の設置や全国の支援団体のサポートも実施しています。悩んでいる人に気づいて声をかけ、必要な支援につなげる「ゲートキーパー」を増やす取り組みも行なっています。