【救急指定病院】

きゅうきゅうしていびょういん

救急指定病院とは、都道府県知事の指定を受けた、救急患者の受け入れを行なう病院のこと。どの病院でも実施できるわけではなく、救急医療に対応できる医師が常駐していること、エックス線装置や輸血・輸液のための設備など、救急医療に必要な準備がされていること、救急隊が搬送しやすい場所にあり、救急患者を受け入れられる病床数を持っていることが要件です。都道府県ごとに作成される医療計画では、救急医療を症状の重篤さと緊急性の程度によって三段階に分け、救急指定病院はそのいずれかに分類されています。休日や夜間の急患の受け入れなど、入院治療の必要がない軽症患者については「一次(初期)救急」、入院や手術が必要な重症患者の場合は「二次救急」、初期・二次救急では対応できない特別な症例、心肺停止などの重篤疾患、救急隊員が特に重症と判断したケースに対応するのが「三次救急」です。代表的な機関に救急救命センターがあり、24時間救急車の受け入れを行なっています。 済生会加須病院では、救急車と救急救命士が病院に常駐する埼玉県初の『常駐型救急ワークステーション』設置しています。