【WHO憲章】

だぶりゅーえいちおーけんしょう

「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的に、1948年に設立された国連の専門機関「世界保健機関(World Health Organization:WHO)」において、機関の目的や任務などが記載されているのがWHO憲章です。憲章の中には、健康の定義として「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」という一文があり、さらに「到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである」と明記されています。加盟国は、憲章を原則として各国内での保健医療に取り組んでいます。 誰もが健康である権利を持つという姿勢は、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、また、ソーシャルインクルージョンの考えとも重なるものです。