【オリンピック憲章】

おりんぴっくけんしょう

国際オリンピック委員会(IOC)によって採択された、オリンピズムの根本原則、規則などを示した文章のこと。オリンピズムとは、近代オリンピックの生みの親であるクーベルタンが提唱した“オリンピックのあるべき姿”です。その中にあるのが、「このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会的な出身、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない」という一文。ダイバーシティインクルージョンをコンセプトに掲げた2021年の東京大会(TOKYO2020)では、まちのバリアフリー化やユニバーサルデザインの導入といったハード面だけでなく、人々の学びや協力というソフト面において、さまざまな変革が行なわれました。レガシーのひとつとして、国を挙げたソーシャルインクルージョンへの取り組みが続いています。