意見表明の支援や擁護、代弁すること。ラテン語の「voco(声を上げる)」に由来する言葉で、権利を侵害されている人のために声を上げることを意味します。医療や福祉の分野においては、高齢者や障害者などの権利を擁護するために、医療や介護などにあたる人が当事者の意見や要望を聞き出して代弁したり、自己決定ができるようサポートしたりする働きかけのことを指します。1989年に採択された子どもの権利条約や2019年に改正された児童福祉法に「子どもが自由に意見を表明する権利」が明記されたことを土台として、養育などの利害関係を持たない第三者が「アドボケイト(代弁者、擁護者)」となって声を聞く 「子どもアドボカシ-」という言葉も広がりを見せています。