【強度行動障害】

きょうどこうどうしょうがい

自分や他者に害のある行動が著しく高い頻度で出現しており、特別に配慮された支援が必要な状態のこと。具体的には、物を壊す、噛みつくなどの直接的な他害、何時間も泣き続ける、眠らないなど、周りの人の生活に影響が及ぶ間接的な他害、自傷行為等が挙げられます。生まれつきの障害ではなく、周囲との関わりや環境によって現れる状態のことを指します。知的障害や自閉症など、もともとコミュニケーションが苦手な人が、周囲の環境に対する嫌悪感を抱いたり、不安や緊張に襲われると起こりやすいとされています。支援には適切な対応や専門知識等が求められるため、障害福祉サービスに携わる人を対象とした強度行動障害支援者養成研修があります。