【不登校】
ふとうこう
学校に登校しない、あるいはしたくてもできない状況のこと。登校拒否とも呼ばれますが、日本では研究者、専門家、教育関係者などの間で全国的に統一した定義がなく多義的な言葉として使用されているため、文部科学省では「年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者をのぞいた者」と定義しています。文部科学省が公開した「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、令和4年度に全国の小・中学校で不登校だった生徒数は約29万9000人。10年連続で増加して過去最多となりました。政府では不登校児童生徒の増加を受けて「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)を定め、不登校の児童がオンラインで指導やテストを行なえるようにするICT環境の整備や不登校児童への支援の充実、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを積極的に学校に配置すること等を進めています。
参考サイト
不登校対策(COCOLOプラン)(文部科学省)
不登校への対応について/不登校の現状に関する認識(文部科学省)
令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(文部科学省)
事例