【重症心身障害】

じゅうしょうしんしんしょうがい

重度の肢体不自由と重度の知的障害を重複して持つ状態のこと。医学的な診断名ではなく、障害を持つ人を支援するために法律で定義した名称です。発症原因はさまざまで、 低酸素症や仮死といった分娩異常、染色体異常症、てんかん後遺症などがあります。寝たきりの人が多く、食事や排泄にも手助けが欠かせないなど、常に医療と介護が必要です。ライフステージにあわせた支援として、病院と児童福祉施設の両方の機能を持つ重症心身障害児施設、通所サービス、重い障害がある人のための重度訪問介護などがあり、入所と在宅での生活のいずれでもサポートを受けることができます。また、地域での生活を継続できるよう、居宅介護やレスパイトなど複数のサービスを組み合わせて利用できる重度障害者等包括支援という取り組みがあります。