【再犯防止推進法】
さいはんぼうしすいしんほう
犯罪や非行をした人が、再び犯罪などを行なわないよう、国と地方公共団体の責務、施策の基本となる内容を定めた法律のこと。2016年に施行されました。犯罪や非行をした人の円滑な社会復帰を促進することによって、犯罪を防止し、国民が安全で安心して暮らせる社会を実現することを目的としています。法律では、犯罪や非行をした人は仕事や住まいがない場合が多いこと、高齢者や障害者であれば福祉サービスの調整が必要であること、薬物依存などの場合は専門的な治療が必要であることなどを前提として、国の施策を明記しています。具体的には、再犯防止に向けた教育・職業訓練の充実、職業・住居の確保、関係機関での再犯防止推進のための体制整備、民間の団体に対する援助などです。法律に基づいて閣議決定される推進計画を踏まえて、地方公共団体はそれぞれの地域の状況に応じた地域再犯防止推進計画を策定しています。
事例