【ヤングケアラー】

やんぐけあらー

本来大人が担うと想定されている家事のほか、高齢者・障害や病気のある家族の介護、幼いきょうだいの世話、家計を支えるための労働などを日常的に行なっている18歳未満の子どもを指します。厚生労働省の調査で、世話をする家族が「いる」と回答したのは小学6年生で6.5%、中学2年生で5.7%、高校2年生で4.1%、大学3年生で6.2%。中学2年生の約17人に1人がヤングケアラーにあたるという結果が出ています。十分な勉強時間や友人とのコミュニケーションの時間確保できないことから、学業や就職への影響、心身の不調などが表れることがあります。全国の児童相談所での相談対応や、当事者・元当事者の交流会などが行なわれています。