【里親支援専門相談員(里親支援ソーシャルワーカー)】

さとおやしえんせんもんそうだんいん(さとおやしえんそーしゃるわーかー)

里親委託の推進や里親支援の充実のため、児童相談所と連携しながら活動する専門相談員。里親支援について地域での相談拠点をつくることを目的に、児童養護施設乳児院に配置されます。家庭支援専門相談員(ファミリーソーシャルワーカー)が里親になりたい家庭などの相談援助をメインに活動するのに対し、里親支援専門相談員は、里親向けの研修を行なったり、子どもを迎え入れた家庭への訪問や電話相談といったアフターケアなどを行ないます。相談員になるには、社会福祉士精神保健福祉士もしくは児童福祉司の任用資格(児童福祉司になるための要件を満たしている状態)を保有しているか、児童養護施設で5年以上児童の養育に携わった経験が必要です。また、里親制度への理解、家庭が持つ問題に社会的な環境や経済状況なども踏まえて働きかけていくソーシャルワークの視点を持っていることが求められます。