【イタリアの社会的協同組合法】
いたりあのしゃかいてききょうどうくみあいほう
1991年に制定された社会的協同組合について規定したイタリアの法律のこと。社会的協同組合を「市民の、人間としての発達および社会参加についての、地域における普遍的な利益の追求」を目的とした組合であると定めています。障害者に限らず、例えば、長期失業者、アルコールや薬物依存症の人、受刑者といった社会的に弱い立場にある人を含めて、すべての人の発達と社会参加を保障していることが特徴です。日本の関連する法律としては、2022年に施行された労働者協同組合法があります。労働者協同組合とは、集まった人が自ら出資し、全員が平等な議決権を持って協同労働を行なう働き方のこと。こういった新しい働き方が法律で規定されたことで、誰もが自分らしく、自立して暮らしていける社会の実現に近づくことが期待されています。
参考サイト
労働者協同組合(厚生労働省)
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