【医療的ケア児支援センター】

いりょうてきけあじしえんせんたー

医療的ケア児とその家族のさまざまな相談について総合的に対応する窓口のこと。2021年に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(医療的ケア児支援法)」では、国は医療的ケア児とその家族を支援する施策を総合的に実施すること、地方公共団体は国との連携を図りながら自主的かつ主体的に支援に取り組むこと、そして、保育所等の設置者は、施設に在籍したりサービスを利用したりしている医療的ケア児に対して適切な支援を行なうことが責務として明記されました。各都道府県への医療的ケア児支援センターの設置も支援措置の一つとして挙げられており、2023年3月時点で40都道府県58か所にあります。センターの役割は、医療的ケア児とその家族への支援だけでなく、地域の関係機関への支援も併せて行なうこと。家族に対しては医療や福祉にまたがるさまざまな関連情報を一カ所に集約し、「どこに相談したらいいかわからない」といった悩みを含めて幅広い相談に応じ、情報提供や助言などを行ないます。地域の関係機関に対しては、地域に住む医療的ケア児の二―ズや状況などの情報提供や専門性の高い相談への助言、研修なども行ないます。日常的な医療的ケアを必要とする医療的ケア児は、医学の進歩を背景に増加しており、在宅で生活を送る医療的ケア児は2021年時点で全国に約2万人いるといわれています。そうした状況を受け、厚生労働省では、医療的ケア児等の支援を総合調整するキーパーソンとなる「医療的ケア児等コーディネーター」の養成を推進しており、各地方自治体に向けた養成研修の手引きを公表するなど、支援施策を進めています。