【児童発達支援センター】

じどうはったつしえんせんたー

未就学の障害児を対象とした通所による支援、地域の障害児への支援を行なう療育施設のこと。発達障害、知的障害、難聴、肢体不自由、重症心身障害など、幅広い障害が対象です。地域の中核施設として、 発達障害児・発達障害者の総合的な支援を担う発達障害者支援センターや地域の身近な相談先・療育の場である児童発達支援事業などと連携を図り、年齢に応じたシームレスな支援を行ないます。通所での支援も行ないますが、障害児と家族の相談支援、障害児を預かる施設への援助・助言といった「地域支援」までを行なうことが特徴です。 通所支援では家族からの相談を聞きながら「発語が少ない」「落ち着きがない」といったそれぞれの悩みや状態にあわせて、日常生活に必要な基本的な動作の指導、集団生活への適応訓練などを行ないます。センターには、そうした福祉サービスを行なう「福祉型」と、理学療法などの機能訓練や医学的な管理下での支援が必要な子どもたちのために看護職員などを配置した「医療型」の2種類があり、2022年2月時点で全国に福祉型が9,625箇所、医療型が97箇所あります。